何にしがみついておられますか?
何を手放したいですか?
手放す と言えば 執着
「執」 象形文字で 手かせに手を取られてひざまずく人
「幸」 と 「丸」 という字の組み合わせで
「幸」は 手かせ
手錠という意味で 幸いにも手かせから逃れたことを意味し
そこから『幸せ』を意味するそうです。
幸せ って そうゆうこと からの言葉なのですね。
「放」
つくりは 竹や木の枝を手にする象形文字で
へんの「方」は 象形文字 柄のある農具 すき で 左右に広がるという意味とのこと
物事に執着していない人もいるのでしょうか?
もともと 執着とは どんな感情から来るのだろう?
求めているものや 目標など 手にしたいもの 幸せをつかみたい とか
「幸」という字も 束 つか の意味があると聞きました。
手にしたいもの 私もずっと 書道の受賞を追いかけ 目標にし何十年も
一つの位からは 十数年。
もうこれで終わり 最後にしようと、思いっきり書いて手放した時のことを覚えている。
最後だからと悔いのないようにと書きまくり、結局、出品した作品は最初に書いたもの。
後の何十枚が紙と墨の無駄だったとその時は思った。
これで終わったと、しっかり自分の感情を手放し、ピリオドを打ったことを覚えている。
その後 受賞の知らせを頂く。
手放すとはいってくることを実感した瞬間です。
諦めたとも言えますが、
これだけやった。
これに執着せず、別の道を歩もうと方向を変えた。
物凄く自分自身がそのことにとらわれていて、それを手にしたいと思っていたので
長年受賞を目指してきたが、私にはできなかったということを認めました。
そして
自分をフラットにし
手放した
その後
受賞の連絡をいただき
天 神様は私に与えてくださった。
執着を手放すという必要なことだったと思う。
一番ありがたかったのは、席上揮毫の機会を頂いたこと
あの体験は私にとって宝。
自分の中にある力が自分を動かす
湧き出る力で腕が 筆が動く
自分の内なるエネルギー
魂の躍動を体感。
こんな力が有るのだという実感は今でも忘れられない。
人間の力 自分というものをあの時ほど感じたことはない。
神や宇宙 大いなる力と一体になった時
天地 宇宙の力を頂き 紙に降ろした。
あの体感がAir書道の始まり